暑気払いには、夏の暑さを打ち払うという意味があります。
しかし、「具体的に何をすればいいのかよく知らない」「いつもの飲み会と何が違うのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。暑気払いと飲み会を混同してしまいがちですが、これらは違うものといわれています。
そこで今回は、暑気払いと飲み会の違いや、令和ならではの暑気払いともいえる貸切クルージングの魅力についてご紹介していきます。暑さを乗り切るための参考にしてみてください。
“暑気払い=飲み会”ではない?
暑気払いとは、その名のとおり、夏の暑さを打ち払うための習わしであり、江戸時代よりも前から行われていた日本ならではの行事です。
現代では「夏に行う飲み会=暑気払い」と思われがちですが、本来は、お酒を飲まなくても、冷たい飲み物や食べ物を楽しみながら、暑さを体から追い払う行為を暑気払いといいます。暑さによる疲労を払って、元気を取り戻そうという意味も含まれています。
また、暑気払いと似た言葉に納涼がありますが、納涼は「夕涼み」に由来しており、暑さを避けて涼しさを味わうことが目的です。「暑さを取り除くことが暑気払い」、「暑さのなかで涼しさを楽しむことが納涼」といった違いがあります。
暑気払いはいつ行う?
暑気払いの時期は明確に決まっていません。
一般的には、暑さが気になり始める夏至(6月21日ごろ)から、夏の暑さがやわらぐ処暑(8月23日ごろ)までといわれています。近年では、残暑が厳しい9月初旬まで暑気払いを行うケースも少なくありません。
暑気払いは「暑さをふり払う」ことが目的のため、暑いと感じたらいつでもOKとされています。
すっかり暑さを感じるようになる7月上旬は、ちょうど東京近郊で海開きになる時期でもあります。海水浴やプールに行って体の熱をふり払うことも、「暑気払い」にぴったりです。特に泳ぎにいくにはすこし遠出することも多いですよね。同僚や友人、家族と集まる機会になり、ワイワイと楽しみながら暑気払いが行える方法です。
暑気払いにおすすめの食べ物
暑気払いに適した食べ物としては、スイカやキュウリ、ゴーヤといった夏野菜が挙げられます。
スイカやキュウリはミネラルを多く含みます。これにより、体の熱を下げる効果や、利尿作用によって余分な水分を排出する働きがあるためおすすめです。
また、ゴーヤには、ビタミンCやβ-Betカロテンが豊富に含まれており、疲労回復の効果も期待できます。
このほかにも、夏バテ予防に効果がある冷麦やそうめん、栄養価の高い甘酒やうなぎ、ビタミンCが豊富な梅干しやレモン、食欲を刺激するニンニクなども暑気払いにぴったりです。
そして、暑くなると食べたくなるのは「かき氷」。お祭り屋台でも人気のかき氷は、体の温度をすばやく下げてくれます。
近年流行りのかき氷専門店で食べるような本格かき氷もおいしくて人気ですが、家庭や海の家で食べるような手作り感あふれるシロップのかき氷は、いつの時代でも愛される存在です。
ワンランク上の暑気払いには貸切クルージングがおすすめ
暑気払いの方法は飲食や海水浴だけではありません。ワンランク上の暑気払いをしたいなら、アニバーサリークルーズの貸切クルージングがおすすめです。
最小で2名様から最大500名様まで、船を丸ごと貸切にできるため、家族や友人たちだけの少人数から会社やサークルといった大人数まで、どのような集まりでも充実した時間を過ごせます。
貸切にできるクルーザーの多くは展望デッキが完備されており、クルージング中はいつでも出ることができます。展望デッキでは、心地良い海風を直接感じられるため、暑気払いには最適です。
爽快な海風を感じる運航コース
貸切クルージングは主に東京、横浜エリアを周遊します。
東京の場合、東京タワーやレインボーブリッジなど東京のランドマークを一望できる「お台場近郊コース」や、スカイツリーや隅田川にかかるいくつもの橋を眺める「隅田川北上コース」、飛行機の着陸を間近で見る「羽田空港沖コース」から選べます。
横浜では、ベイブリッジを観たり、みなとみらいのベイエリアをゆったり海から眺める「横浜近郊コース」や、夜は「工場夜景コース」も運航しています。
基本の運航コースに好きなスポットや行ってみたい場所を追加して、自分たちだけのオリジナルコースを作って楽しむことも可能です。
出航時間や乗船場所も自由に設定可能
クルージングでは、昼間の雄大な景色だけでなく、沈む太陽が織り成す荘厳な景色、レインボーブリッジやスカイツリーの幻想的なライトアップに魅了される夜景など、時間によって異なる景色や雰囲気を楽しむことが可能です。
暑気払いにおすすめなのは、サンセットタイムです。夏季のサンセットタイムは、日差しも落ち着きクルージングするのにとても良い気候です。
日が落ちるオレンジの空が眺められる時間帯から、夜の空にイルミネーションが輝くディナークルーズの時間帯、どちらも楽しめることも人気の理由の一つです。
※東京の桟橋「竹芝小型船発着所」
暑気払いは会社終わりにそのまま開催することも多いですよね。そんなときは、会社から移動しやすい乗り場から乗船することもできます。例えば浜松町や田町に会社がある場合、竹芝小型船発着所や日の出ふ頭小型船ターミナルが最寄りです。
東京に22か所、横浜に4か所、桟橋があるので、便利の良い乗り場がきっと見つかるでしょう。
クルージングで心配なのは、全員が出航時間に間に合うか。会社からの移動に距離がある場合や、集合が心配な場合は、桟橋の近くまで大型バスを手配することもできます。ちょっと豪華に特別感を出したいときは、リムジンを用意するのもオススメです。
船上でのアクティビティも豊富!
前述した暑気払いにぴったりの食べ物、スイカを食べる夏のイベントといえば「スイカ割り」です。
スイカ割りは砂浜で行うイメージがありますが、なんと船上でも体験できます。スイカ割りに必要なスイカの玉、目隠し、棒などは一式アニバーサリークルーズが用意しますので、準備のハードルが一つ減り気軽にチャレンジすることができます。
スイカ割りのほかに、スーパーボールすくいや射的などのお祭り縁日、かき氷や飴細工などの夏を感じる演出オプションを多数取り扱っているため、参加者の性別や年齢、パーティーの雰囲気に合わせて自由に選べるのも魅力です。
クルージングパーティーの豪華料理
暑気払いクルージングを楽しむ上で重要な料理は、シェフが目の前で仕上げるビュッフェ料理や、デッキのBBQグリルで焼き上げる熱々のバーベキュー、寿司にベジタブル料理など、さまざまな種類を用意しています。
夏に人気なのは、やはり船上バーベキューです。食材や機材の準備、片づけなどは船のスタッフがすべて行うため、参加者は乗船したら焼きあがったお肉を満喫するだけの手ぶらバーベキューです。
メニュー例(シルバープラン【本格BBQ】)
- ピリ辛チョリソー & バジルソーセージ
- スパイシージャークチキン
- 100%ビーフハンバーグ
- 厚切り豚肩ロースステーキ
- グラスフェッド サーロインステーキ
- 彩り野菜のイタリアンサラダ
- ジャンバラヤ
- 季節の焼き野菜
- 本日のデザート
こちらのラインアップのなかで、大人・子ども関係なくいつも大人気ですぐになくなってしまうのはハンバーグ。乗船したらぜひ味わってみてください。
また、参加者に外国の方がいて、国籍や宗教などで食事に制限がある場合、ハラル料理やベジタブル料理のご用意もできますので、まずは一度相談してみてください。
暑気払いは貸切クルージングで!
※中型クルーザー「オリエンタルノア」
船内から移り変わる美しい景色を見ながら料理を楽しみ、クルージングで暑さを吹き飛ばしましょう。
視界を遮るものがない船上で、美しい海と空を眺め、さわやかな海風を感じながらゆったりと過ごせる船上はまさに非日常の特別空間。心も体も癒され、リフレッシュすること間違いなしです。
「船の種類がたくさんあってどのような船にしたらいいか分からない」という場合でも、参加人数に対応したサイズの船を海と船のプロであるコンシェルジュが提案してくれるため、安心です。
ワンランクアップした暑気払いができるアニバーサリークルーズの貸切クルージングプランは、目的や人数、ご予算に合わせて完全オーダーメイドで最適なプランをご案内します。お気軽にご相談ください。
編集長 | 高橋 知里