忘年会を盛り上げる幹事のテクニックとして、座席表も大変重要な役割を担います。
どういう配置にするか、不満の出ない配置とはどんなものなのか、今回は座席表を決める上でのルールと、忘年会を盛り上げるためのちょっとしたテクニックを紹介します。
年齢や役職順に配置するスタンダードな座席
これは、常識として知っておいてほしいことですが、上座や下座という言葉はご存知でしょうか。
座席表を作るためには、この順序は必ず覚えておきましょう。
上座には、忘年会で一番上の役職の方を配置します。
役職でいうと、社長や会長、顧問、 部長などが挙げられますね。
まずは、このような上の役職の方の席の準備をしましょう。
会社によっては、役職がついている方の人数も異なるので、難しいことかもしれませんが、この点は押さえておいた方が良いでしょう。
順序は社長→専務→常務→本部長→部長→課長→係長→主任といった順です。
もし、上座に横一列に役職の方を並べるとしたら、真ん中に会社のトップ(社長や会長)右隣は次に偉い方、左には3番目に偉い方といった順に並べましょう。
役職の席が決まったら、今度は社員の席を用意します。
スタンダードな配置としては、年齢順でしょうか。奥から、年功序列で詰めていきます。
年齢順に並べてしまうのは、賛否両論もあるかもしれませんが、最も決めやすく、無難な方法なので、参加者にも分かってもらえると思います。
そして、新入社員は一番手前の出入り口側に座ってもらいます。同じく幹事の席も出入り口付近にしましょう。
お店の人に注文したり、お酌のために動かなければならないからです。
全体を見渡し、臨機応変に対応することに最も適した位置です。
忘年会を効率よく行うには、スタンダードな座席がおすすめです。
性別や犬猿の仲も配慮した座席表
役職の方の位置は決まっていますが、その他の社員の席の決め方は必ずしも年功序列である必要はありません。
会社によっては、男女の人数に偏りがあるところもあると思いますが、男性ばかりが並んでいるなかに女性がポツンといるような配置は避けましょう。
年功序列順に並べた時に、もしもそのような席ができてしまったら少し配置を変えることがポイントです。
その個人の性格にもよりますし、男性相手にでも分け隔てなく話せる方ならその必要はありません。
しかし、女性の多くは同性同士固まった方が安心する場合もあります。
また、社内には、犬猿の仲という方もいますよね。
そういう方が隣同士になってしまうような席ができないように、間にワンクッション入れるなどといった配慮が必要です。
くじ引きで決めるのもあり?
これも多い方法ですが、くじ引きで決めるという方法もあります。人数の多い忘年会の席決めは大変なことです。
また、参加者が少なくていつも同じ席という場合にもくじ引きはおすすめです。
役職の方の席は上座にし、ほかの社員の席はくじ引きで決めましょう。
この方法なら、公平で不満もありませんし、普段は交流のない社員同士が話すきっかけにもなります。
ほかにも公平な方法として、名前の50音順という方法もあります。
そして、幹事の特権として、自分の傍にお気に入りの方をあらかじめ置くこともできます。
頼りになる方を置いて手伝ってもらうことで、忘年会の進行をスムーズに行うこともできますので、こうした席決めも非常に重要となります。
集合写真を撮る際の位置
忘年会は、多くの従業員が集まる機会ですので、毎回集合写真を撮っているという会社も少なくありません。
実は集合写真の配置にもルールがあります。
基本的に役職の方は最前列に配置します。忘年会の上座と同じように、真ん中から偉い順に配置していくパターンもありますが、最前列の椅子が偶数の場合には左側から偉い順に並べても良いでしょう。
クルージングで行う忘年会には、カメラマンをオプションで派遣することができます。
会社の創立記念日や、会社が良い業績を残した年など、会社にとって特別な年に行う忘年会などでは、やはり記念となるしっかりとした写真を撮りたいですよね。配置や演出もプロにお任せすると、ステキな写真が撮れることでしょう。
また、座席や忘年会の企画などもスタッフと相談しながら決めることができるのもアニバーサリークルーズを選ぶメリットのひとつです。
忘年会の手配が不安な方や会場選びにお悩みの方は、ぜひクルージングでの忘年会を企画してみてくださいね。
編集長 | 高橋 知里