最近、空を見上げていますか?毎日仕事で忙しいと天気予報は気にしても、実際に空を見上げることは忘れているかもしれませんね。仕事帰りに空を見ても、星がはっきり見えない日も多いです。しかし、ときには「星空を見よう!」と意識して実行してみると、すっきりしなかった気分が変わるかもしれません。ここで季節の星座をご紹介します。良かったら今度、探してみてください。
春・夏に見たい星座
北斗七星は、一度はご覧になった方も多いのではないでしょうか?
北の空に輝く、7つの明るい星で構成された星列です。ひしゃくの形をしていて、おおぐま座のしっぽの部分にあたります。
そして、北斗七星のひしゃくの柄(え)の部分のカーブをそのまま伸ばすと見つかるのが、うしかい座の1等星、オレンジ色に輝くアルクトゥルスです。
そのカーブをさらに伸ばすと、おとめ座の1等星、青白い光を放つスピカがあります。
うしかい座のアルクトゥルス、おとめ座のスピカに、しし座の2等星デネボラの3つの星を結んだものが「春の大三角」です。
夏には七夕の時期に、天の川を見ようと空を眺める方が多いかもしれませんね。
「彦星」はわし座の1等星アルタイル、「おりひめ星」はこと座の1等星ベガです。
この2つの星は天の川をはさんで、向かい合うように位置しています。この2つの星とはくちょう座の1等星デネブを結んだものが「夏の大三角」です。
はくちょう座は、天の川のなかに十字架の形をして並んだ星座で、見つけやすいですよ。
秋・冬に見たい星座
秋には、ぺガスス座とアンドロメダ座が見やすくなります。
ぺガスス座のマルカブ、シェアト、アルゲニブとアンドロメダ座のアルフェラッツを結んだ形が「秋の四辺形」と呼ばれています。
冬の星座の代表といえば、オリオン座ですね。2つの1等星と5つの2等星が含まれている、鼓(つづみ)のような形をした星座で、冬の夜空でひときわ目立ちます。
オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンで「冬の大三角」を形づくっています。
季節ごとに、目立つ星をつないだ三角形や四角形を見つけて、そこからいろいろな星座を探していきましょう。
海の上は、街の明かりが届かず、目視で天体観測をするには良い環境です。
クルーザーのデッキから空を見上げて、ぜひ星座を見つけてみませんか。
遠い距離にある星や、同じ星座を見ていたはるか昔の人たちに思いをはせると、気持ちが軽くなるかもしれません。
ぜひ、アニバーサリークルーズのクルージングで天体観測をしてみてください。
編集長 | 高橋 知里