東京都と横浜市にはさまれた川崎市に、見る者の目を奪う工場地帯があります。
そこで見られる夜景は一見の価値ありです。二度三度と見ても飽きることはないでしょう。船に乗って水上からの眺めはまた格別です。
川崎の工場夜景を屋形船で巡る
川崎市は多摩川をはさんで東京に隣接する神奈川県の政令指定都市。東京都と横浜市の間にあり、便利な立地で人口も多く栄えています。
川崎市の観光目玉のひとつが工場夜景。2008年に川崎市で工場夜景ツアーを開催したところ人気を呼び、定番の観光スポットとなりました。
工場が照らされた近未来的な佇まいは、見る者の心を揺さぶります。川崎の工業地帯は埋立地がいくつもあり、埋立地ごとに工場の特徴が異なります。石油プラントが並んでいたり、複雑な配管によって形作られていたり色んな表情が楽しめるのは嬉しいですね。
工場夜景クルーズの絶景スポットをご紹介します。例えばこちらは塩浜運河から見る東亜石油のフレキシコーカー(重質油熱分解装置)。東亜石油で世界初の商業運転を開始した装置で、日本で唯一の設備だそうです。川崎の「モン・サン・ミッシェル」とも呼ばれています。横浜の船着き場からは、往復2時間30分クルーズ以上からご案内可能です。また、すぐ近くにフレアスタックの炎も見ることができます。空に炎が出現し、まるで空が燃えているかのような幻想的な景色です。
こちらは表紙でも登場した南渡田運河から見る昭和電工のプラント。お昼に見る工場地帯もノスタルジックで、また夜とは違う良さがあるので、工場夜景クルーズの番外編としてぜひランチクルーズもご利用ください。こちらのプラント、夜はところどころに白い光を放ち「白の要塞(ホワイトキャッスル)」とも呼ばれています。横浜の船着き場から2時間クルーズで往復できる場所にあるスポットということもあり、写真映えもし、人気があります。
もう1か所ご紹介します。こちらは京浜運河から見ることのできる2本の大きなボイラー(煙突)です。角度によって2本が重なり1本に見えるので、どんな場所から見ても楽しめます。このスポットも、船着き場から2時間クルーズで往復可能ですよ。
埋立地の間の運河を抜けていくと工場夜景を大満喫できます。遠くから見るとそのキレイさに目を奪われ、だんだんと近づいて間近で見ると迫力があり感動します。水面に映る光も揺らめいてとってもキレイ。
横浜の桟橋から出発すればみなとみらいの夜景も一望できますから、違った種類の夜景を楽しめて一石二鳥ですね。
屋形船で楽しめること
アニバーサリークルーズのプランはすべて貸切だから、屋形船でどう過ごすかプランは自在に決められます。料理にこだわって楽しむのもいいですし、お酒を飲むこともできます。レストランのように周囲に気を遣うことなくプライベートな空間で過ごすことができるのも貸切プランの魅力のひとつです。船のサイズは、洋風屋形船も含めると2~210名で利用できる大小さまざまな船を用意しているので、幅広い人数の団体に対応できます。
※洋風屋形船で味わう本格船上バーベキュー「ゴールドプラン」メニュー
せっかくの貸切クルージングなので、可能であればぜひ車を置いて公共交通機関を使ってお越しください。種類豊富なドリンクメニューを揃えているので、車のことは気にせずみんなで楽しみましょう。また、洋風屋形船を選べば、焼きたてジューシーな本格船上バーベキューを味わうことだってできますよ。
もちろん屋形船といえば!と天ぷらやお刺身など船宿ごとに異なる和食御膳もご用意しています。季節でメニューが変わる船も多いので、どの季節に乗船しても食の楽しみがあり嬉しいポイント。天ぷらは船内で揚げたてのアツアツを提供するので海上の料亭にいるかのような雰囲気を味わえます。
工場夜景を楽しむにあたって、雰囲気を高めるためにBGMをかけるのもいいかもしれません。生演奏のオプションを利用すれば、夜景スポットまでの移動中や工場夜景を観覧しながらでも、プロの音楽を聴くことができ、参加者のワクワクが膨らむこと間違いなしです。ジャズやクラシック、邦楽など音楽のジャンルを選べるのはもちろん、楽器の組み合わせも自由なので参加者の年代や性別に合わせてチョイスするとさらに喜ばれます。
その他クルージングを盛り上げるマジックショーや食事やドリンクのランクアップなど種類豊富なオプションをご用意しています。
屋形船の上で非日常感たっぷりの時間を過ごせば、幻想的な雰囲気できっと忘れられない思い出になるでしょう。工場夜景の貸切クルージングはアニバーサリークルーズへお気軽にご相談ください。
編集長 | 高橋 知里