心地よい風を感じながら優雅に景色を楽しめるクルージング。混雑の心配もなく、特別な時間を過ごせることから人気を集めています。
せっかくのクルージングの際に、どうしても心配になるのが船酔いです。できるだけ船酔いをせず、クルージングを楽しむにはどうすればいいのでしょうか?船酔い防止のポイントを事前に知っておけば、当日は思いきりクルージングを楽しむことができるでしょう。
今回は、船酔いが心配な方に向けて船酔い対策について解説します。おすすめのクルージングコースも紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
船酔いの原因は?
船酔いの原因は、平衡感覚を感知する三半規管や脳に、普段の生活では経験しない揺れや振動の刺激が伝わることで自律神経のバランスを崩した状態のことです。
三半規管は内耳にある構造で、体の回転や加速度を感知する役割を果たします。船に乗っているとき、揺れにより三半規管は絶えず刺激を受け、その情報を脳に送ります。
しかし、視覚的には船内が比較的安定して見えるため、三半規管からの情報と視覚情報の間に矛盾が生じます。この情報の不一致が脳を混乱させ、酔いの原因となるのです。
また、体質的なものにも影響され、もともと船酔いしやすい方としにくい方がいます。
船酔いしないためのポイント
ここでは、クルージングで船酔いしないためのポイントを紹介します。船酔いが心配な方でもしっかりと対策すれば、クルージングを楽しむことができます。自分に合った方法を見つけてクルージングを満喫しましょう。
前日の準備
船酔いを防ぐためには、前日の準備が重要です。前の晩はしっかりと睡眠をとり、体調を整えておくことが大切です。疲れが溜まっている状態では、自律神経が乱れやすくなり、酔いやすい状態になってしまいます。
また、前日はアルコールやカフェインの摂取を控え、体に負担をかけないようにしましょう。
乗船前の食事
空腹は船酔いの原因となるため、乗船前にはしっかりと食事をとることが大切です。炭水化物やたんぱく質をバランスよく含む食事が理想的です。
脂っこい食事や過度に満腹になることは避け、消化によい軽めの食事を心がけましょう。また、水分補給も忘れずに行うことも重要です。
貸切クルージングでパーティーを行う前にしっかりと食事をとるのが難しいときは、小さなおにぎり1つでも良いので軽く食べておきましょう。
船内での過ごし方
船内では、視覚情報を安定させるために水平線を見つめることが有効です。遠くの景色を見てみましょう。船の揺れに合わせて体を動かし、できるだけ自然な姿勢で過ごすことも酔いを防ぐポイントです。
また、船の中央部や低い位置に座ると揺れが少ないため、酔いにくくなります。新鮮な空気を取り入れるためにデッキに出るのも効果的です。
適切な服装
船酔いを防ぐためには、服装も重要です。体を締め付けないゆったりとした服装を選び、冷えすぎないように防寒対策もしっかりと行いましょう。
足元を温かく保つことが体全体の血行をよくして、自律神経の乱れを防ぐために役立ちます。
酔い止め薬の使用
船酔いが心配な場合は、事前に酔い止め薬を使用することも有効です。薬は乗船の30分〜1時間前に服用するのが効果的です。
また、手首に装着するタイプの天然成分を含む酔い止めバンドやアロマオイルも試してみる価値があります。
リラックスする
リラックスすることは船酔い対策には欠かせません。緊張や不安は自律神経を乱し、酔いやすくする原因となります。深呼吸や軽いストレッチを行い、リラックスした状態を保つことを心がけましょう。
クルージングコースを工夫して船酔い防止
クルージングコース選びも船酔いに大きく関係しています。
特に東京湾や横浜港は、防波堤や岸壁に守られているため波が少なく、ほかのクルージングコースよりも船酔いする確率がとても少ないです。
それでも船酔いが心配な場合は、河川や運河コースもありますので、そちらをおすすめします。
※大型クルーザー「セレブリティ2」
そして、クルーズ船はできるだけ大きなものを選ぶようにしましょう。小さい船ですと揺れが大きくなりますので当然酔いやすくなります。そのため、波の影響を受けにくい大型船でのクルージングがおすすめ。
アニバーサリークルーズなら小型船から大型船までさまざまなクルーザーがそろっており、希望に合わせて提供が可能です。
貸切クルージングでのパーティーに欠かせない船上料理
船酔い対策にもなる、パーティーには欠かせない料理。洋食ビュッフェや本格バーベキュー、寿司など種類豊富な中から選ぶことができ、美味しい料理とお酒に美しい景色、きっと船酔いしているひまもなくなります。
船酔いの心配を減らして楽しいクルージング体験をしたい方は、ぜひアニバーサリークルーズまでご連絡ください。
編集長 | 高橋 知里