1952年(昭和27年)から始まった熱海海上花火大会は、70年以上の歴史がある熱海の名物イベントです。花火大会というと、夏の1日限定イベントというイメージがありますが、熱海海上花火大会は1年を通して複数回、花火大会が開催されています。
観光地としても名高い熱海には多くの見物客が訪れます。混雑を避けてゆっくり花火大会を楽しむためには、クルージングでの見物がおすすめです。打ち上げ場所が海上ということもあり、間近で迫力のある花火を楽しめるはずです。
今回は、熱海の夜をすてきに彩る熱海海上花火大会について詳しくご紹介します。
熱海海上花火大会の基本情報
まずは熱海海上花火大会について、開催日や花火の特徴をご紹介します。
2024年熱海海上花火大会の開催日と開催時間
時期 | 日程 |
---|---|
春季 | 4/13(土)、5/2(木) |
夏季 |
7/26(金)、8/5(月)、8/8(木)、8/18(日)、8/23(金) |
秋季 | 9/16(月祝)、10/14(月祝)、10/19(土)、11/4(月振休) |
冬季 | 12/8(日)・12/22(日) |
開催時間は、基本的に午後8時20分~午後8時40分です。しかし、7月と8月の夏季開催のみ、午後8時20分~午後8時45分に行われます。
打ち上げ花火数
2024年度の打ち上げ花火数は、春季・秋季・冬季は各日およそ3,000発、開催時間の長い夏季に限り、各日おおよそ5,000発が予定されています。
会場
熱海湾(静岡県熱海市)の海上から打ち上げます。
観覧場所
サンビーチ海水浴場~熱海港まで海岸線一帯など、広範囲で見ることができます。特に、会場全体が見渡せるサンビーチ砂浜がおすすめです。
特徴
熱海海上花火大会は、打ち上げ会場に大きな特徴があります。
打ち上げ会場の地形
会場となる熱海湾は、三方を山に囲まれたすり鉢状の形をしています。そのため、海上で打ち上げた花火の音が山で反響して増幅されるという音響効果があります。音の振動をダイレクトに感じられる会場だといえます。
大量の花火が打ち上がる
毎回、熱海海上花火大会のクライマックスを飾る「大空中ナイアガラ」は、仕掛け花火ではなく、大量の花火を連続して打ち上げる「スターマイン」と呼ばれる形式のものです。
花火が夜空を埋め尽くす様子は、ほかではなかなか見られない圧巻の光景です。
年間を通して見られる花火大会
このような臨場感あふれる花火大会が夏だけでなく、1年を通して行われるのも熱海海上花火大会の特徴です。
春や秋などは過ごしやすい気候のなかで花火を見物することができ、冬はクリスマスに近い日にも花火大会があるので、澄んだ空気のなかで大切な人と花火を堪能できます。
また、夏季は夏休みで熱海に来られる方に合わせて、平日の日程も組まれています。昼は熱海観光、夜は花火大会と、両方楽しめるのも熱海ならではの特徴です。
熱海海上花火大会のアクセス情報
ここでは、多くの人が集まる人気スポット、熱海親水公園へのアクセスをご紹介します。
地中海のリゾートをイメージして作られた熱海親水公園は、以下の3つ工区に分かれており、それぞれ特徴があります。
- 第1工区(スカイデッキ)は南欧コートダジュール
- 第2工区(レインボーデッキ)は北欧サンレモのリビエラ海岸
- 第3工区(渚デッキ)は南イタリアのナポリ海岸
海岸線に沿って横に長く広がっているため、海上の花火も見やすくなっています。事前にどのエリアに行きたいかを把握し、お好みのエリアに向かってください。
JRを利用する場合
JR東海道新幹線、JR東海道本線で熱海駅下車後、目的のエリアによって多少変わりますが、徒歩15分ほどで到着します。
また、駅からバスを利用する場合、熱海港方面行きバスで「銀座」、または「親水公園」で下車します。乗車時間は約10分です。
車で行く場合のパーキング情報
隣接市営東駐車場250台ほか、市営駐車場料金は30分110円(税込)です。開催当日は熱海市内全体で駐車場が混雑し、スムーズに止められない可能性があります。
7・8月は交通規制もかかり、帰りの時間帯になると親水公園周辺では歩行者が優先されるので、車を出すのに時間がかかる場合もあります。そのため、公共交通機関を利用しての来場がおすすめです。
穴場スポットはココ!
人気の親水公園もいいのですが、少し離れたところから花火を見るのも新鮮です。見どころの多い熱海では、穴場スポット自体が観光地になっているところも多くあります。そのため、ほかの土地の花火大会とはまた違った雰囲気を楽しめます。
ここでは、特におすすめできる穴場スポットを、2か所ご紹介します。
熱海サンレモ公園
熱海サンレモ公園は、熱海市とイタリアのサンレモ市の都市提携を記念して作られた公園です。会場から近く、打ち上げ花火もしっかり見ることができる場所です。
園内はヤシの木が多数植えられていることから、地中海の雰囲気をたっぷりと味わえます。いつもとは少し違ったムードのなか見る花火も面白いのではないでしょうか。
熱海城
錦ヶ浦山頂にそびえたつ熱海城は、360度見渡せる熱海一の眺望ポイントで、夜景とともに花火を楽しめます。普段は午後5時に閉場しますが、7月・8月の花火大会当日は午後9時まで時間を延長しています。
先着順で天守閣から花火鑑賞ができるという珍しい体験ができます。まるで昔にタイムスリップしたかのような、不思議な感覚が味わえます。
人気の観光地、熱海の魅力
都心から新幹線なら40〜50分で行ける温泉地として有名な熱海は、源泉掛け流しの温泉を楽しむだけでなく、海水浴や港街ならではの新鮮な魚介類も味わえます。街を取り囲む豊かな山と海の景色も熱海の魅力です。
浜辺から見る海、山からのぞむ夜景、どの景色も美しいです。
少し足をのばして十国峠に行けば、雄大な富士山を眺めることもできます。海と山に囲まれたすばらしい環境は、友達や家族、カップル、どなたでも楽しめる観光地として人気です。
特別な熱海海上花火大会
温暖な気候の熱海では、1年を通してさまざまなイベントが開催されています。そのなかでも最も人気があるのが、熱海海上花火大会です。夜空に広がる花火や水面に映る花火の美しさはもちろん、次々と連続して上がる迫力は、熱海海上花火ならではの醍醐味です。
昼間の観光を楽しんだ後に、ショーアップされた見ごたえのある花火大会を満喫すれば、心に残る思い出になるでしょう。
クルージングで迫力満点の花火を味わう
人気の熱海上花火大会は、毎回多くの人でにぎわいます。週末や夏休みにはさらに人出が増えて大混雑です。
「花火は見たいけれど、人の集まる場所に行きたくない」という方に、アニバーサリークルーズでは、貸切クルーザーからの花火見物をおすすめしています。
貸切クルーザーを利用したクルージングプラン
海上からの眺めは視界を遮るものがなく、大パノラマで花火を観賞できます。まるで花火が降ってくるかのような臨場感があり、陸から見る花火とは違った魅力があります。
三方を海に囲まれた熱海湾に響く大迫力の音と振動を、間近で体感できる点も喜ばれています。
※クルーザーの後方デッキイメージ
さらに、クルーザーは人数や予算によって最適なものをお選びいただけます。
1隻丸ごと貸切利用のため、家族や親しい友人同士だけの完全なプライベート空間でゆったりと花火を満喫できます。
花火鑑賞と一緒にお食事も楽しめる
アニバーサリークルーズの貸切クルーザーのなかには夏の夜の海風を感じつつ、デッキや船内でお食事をしながら花火が見える場所まで移動することができるものもあります。
手ぶらで乗船できて気軽に花火クルーズへ
専任シェフが作るビュッフェ料理やフィンガーフードなどのお食事があり、ドリンクも合わせてすべてご用意しますので、気軽にお食事を楽しみながら花火を鑑賞できます。
船上で心地の良い風に吹かれながらお食事と花火大会を同時に楽しんで、最高の思い出を作ってください。
熱海海上花火大会は1年を通して開催されていますので、チャンスはたくさんあります。ただ、花火大会の日は桟橋も大変混みあいますので、ぜひご乗船の1ヶ月以上前にお問い合わせください!ぜひ一度はクルージングでの花火見物を体験してみてください。
アニバーサリークルーズでは少人数から団体での貸切花火観覧クルージングが可能です。経験豊富なコンシェルジュが完全オーダーメイドで花火観覧に最適なプランをご案内します。この機会にぜひご検討ください!
編集長 | 高橋 知里