夏には、日本各地で花火大会が開催されます。東京近郊でも7月から8月にかけて有名な花火大会が催されます。
そのなかでも江東花火大会は、近くで花火を観覧できる、人気の高い花火大会です。
そこで今回は、地元に根ざした花火大会としても有名な、江東花火大会の特徴や穴場スポットについて紹介します。
また、一味違った楽しみ方ができるアニバーサリークルーズの花火鑑賞クルーズについても併せて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
江東花火大会情報
2024年の開催日は8月12日月曜日の祝日で時間は午後7時から8時までの1時間です。(内、開始10分はオープニングセレモニー)
小雨の場合は決行しますが荒天の場合は中止となり、順延もありません。過去の江東花火大会の基本的な情報をおさらいします。
例年の開催日
- 2023年8月11日(金・祝)
- 2019年8月1日(木)
- 2018年8月1日(水)
- 2017年8月1日(火)
- 2016年8月1日(月)
- 2015年8月4日(火)
- 2014年8月5日(火)
- 2013年8月1日(木)
- 2012年8月1日(木)
- 2011年8月上旬→東日本大震災のため中止
新型コロナウイルス感染症の影響により、開催中止が余儀なくされていましたが、2023年に4年ぶりの開催が決定しました。
打ち上げ数
約6,000発
来場者数
2015年度 約35万人
会場
東京都江東区荒川・砂町水辺公園
特徴
1)親しみやすい花火大会
江東花火大会は地元民に向けた花火大会のため、それほど規模は大きくありません。
そのため、ほかの大規模な花火大会と比較すると、人混みに悩まされるといった心配事は少ないといえます。
例えば、芝生の広場や護岸などにシートを敷いてのんびり花火鑑賞を楽しむことができるはずです。
2)迫力満点の花火を楽しむ
江東花火大会の特徴は、ほかの花火大会よりも間近で花火を見られることです。
打ち上げ場所と会場がわずか150メートルしか離れていないため、音や振動などの臨場感を存分に味わえます。
特に注目度の高い、台船から打ち上げられるスターマインは、次から次へと間髪入れず豪華に打ち上げられます。
その夜空に浮かぶ星のようにキラキラと輝く光景には、多くの見物客が酔いしれます。
3)都会の夜空に映える昔ながらの花火
江東花火大会で花火の打ち上げを担当するのは、江戸時代より続いている老舗の「宗家花火鍵屋」です。
都会の高層ビル群が作り出す夜景と、江戸情緒あふれる打ち上げ花火のコントラストは圧巻の一言です。
江東花火大会に行く前に観光もおすすめ!
東京都の臨海部に位置する江東区は下町情緒と近未来的な雰囲気とが見事に混在する都内でも屈指の観光エリアです。
江東花火大会に出かける際は、周辺の観光スポットにも足を伸ばしてみると良いかもしれません。
下町ならではの歴史と情緒を味わう
江東区エリアにおいて、江戸時代からの歴史や下町の情緒を楽しみたいという方なら、地元民から「深川のお不動様」として親しまれている深川不動堂や、都の名勝第1号に指定された名庭園と名高い清澄庭園は訪れておきたい人気のスポットです。
ショッピングやテーマパークもチェック
ショッピングを楽しみたいという方は、実物大のガンダムがひときわ目を引くおしゃれスポットとして有名なダイバーシティ東京プラザがおすすめです。
また、小さなお子さま連れのご家族であれば、子どもを対象にした職業体験テーマパーク「キッザニア東京」にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
インバウンド需要も高い江東区エリア
国内有数の展示会場「東京ビッグサイト」では連日さまざまなイベントが開催されており、なかには海外からの観光客が押し寄せるイベントもあります。
さらに、築地市場の移転先となった豊洲新市場や先日開催された東京オリンピックのメインエリアとなったのも江東区で、国内外を問わず注目度の高いエリアです。
江東花火大会で打ち上げられるスターマインって何?
江東花火大会の見どころのひとつは、スターマインと呼ばれる花火です。
圧倒的臨場感が魅力
スターマインは、速射連発花火とも呼ばれており、いくつもの花火を連続で打ち上げ、ひとつのテーマを表現します。短い時間で大量の花火が次々と打ち上がるため、そのスピード感や臨場感、華やかさが多くの観客を魅了しています。
江東花火大会ではスターマインのほかにも、絵文字花火や仕掛け花火、4号玉の大花火など多彩な花火が楽しめます。東京には有名な花火大会がいくつもありますが、江東花火大会のように間近で見られるものはほとんどありません。
迫力ある花火を楽しみたい方にとって、一度は見ておきたい花火大会だといえます。
江東花火大会へのアクセス情報
電車
地下鉄南砂町駅から徒歩15分
電車乗り継ぎ方法
- 新宿駅からの場合:都営新宿線・本八幡行きに乗車し、九段下で下車。その後、東京メトロ東西線・八千代緑が丘行きに乗車し、南砂町で下車。
- 東京駅からの場合:東京メトロ丸の内線・池袋行きに乗車し、大手町で下車。その後、東京メトロ東西線・西船橋行きに乗車し、南砂町で下車。
車
駐車場の用意はされていないため、自家用車での来場は不可とされています。近隣にコインパーキングがありますが車で来場される方が多いため、すぐに満車になってしまいます。
近くのイオン南砂やイオン南砂町スナモ店は駐車台数が1,000台と多く、3時間までなら無料で利用できるようですが、花火大会のためだけの利用は不可です。
さらに周辺は交通規制が行われ、花火の時間内は通行止めになりますので車でのアクセスは控えたほうが無難かもしれません。
江東花火大会の穴場スポット
1) 清砂大橋
西葛西駅から徒歩18分と少々遠めですが、かなり絶景のポイントです。
立ったままでの観賞になりますが、北側に花火、南側に葛西臨海公園の観覧車が見えます。
夜は観覧車もライトアップされていて、非常に美しいです。邪魔になる障害物が一切なく、写真を撮りやすいことも嬉しいポイントです。
2)首都高速下
荒川上を走っている首都高速中央環状線の下から見る花火が絶景です。範囲がかなり広いため、多少混雑していても花火鑑賞がしやすいというメリットがあります。
特に、首都高速下で鑑賞する人が少ないため、ほかの場所よりも快適に過ごせます。下から見上げる感じで花火を見るので、全体を見渡したいという方におすすめです。
3)クルージングを利用して観賞するのもおすすめ
※中型クルーザー「ミッドブルー」
江東花火大会は、クルージングしながらの観覧がおすすめです。
間近で見られる江東花火大会ですが、船の上からだとさらに近くで観ることができ、その迫力に圧倒されるでしょう。お子さんはもちろん、大人も感動すること間違いなしです。
アニバーサリークルーズが提供している花火鑑賞クルーズでは、貸切にしたクルーザーや屋形船に乗って優雅に花火鑑賞をお楽しみいただけます。船の多くは展望デッキが完備されており、船上から迫力満点の花火を観賞することができます。
※大型クルーザー「セレブリティ2」
江東花火大会まで向かう航路には、高さ制限のある橋などが無いため、大型クルーザーも花火観覧エリアへと入っていくことができます。そのため、対応可能な人数が広い=選べる船が多い、ということになり、花火観覧クルーズの中でも比較的予約が取りやすい花火大会です。
さらに、花火鑑賞以外にも、豪華な船上料理や船内での余興なども堪能できます。
シェフおすすめオーシャンビュッフェは、見た目の華やかなカプレーゼやローストビーフ、デザートなど揃えており、老若男女にオススメです。
自由にクルージングプランを作成できるアニバーサリークルーズの花火鑑賞クルーズで、4年ぶりの江東花火大会をぜひお楽しみください。
編集長 | 高橋 知里