日本の数あるイベントのなかでも、特にお花見を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。四季が美しい日本では、寒い冬を乗り越えた先に鮮やかな桜を満喫できる「お花見」があります。
春になると何気なくお花見をしていますが、桜についての豆知識やお花見自体の歴史を知れば今よりもっとお花見を楽しめるでしょう。
そこで今回は、お花見に関するうんちくについて紹介します。また、人混みを避けてゆったり楽しめるお花見クルージングについてもお伝えします。
こんなこと知ってた!?お花見うんちく
ここでは、全国で見られる桜の品種「ソメイヨシノ」についての豆知識やお花見の歴史を紹介します。お花見に関するうんちくを知っていると、さらに楽しめますよ。今度のお花見でさっそく披露しましょう。
ソメイヨシノは実はクローン
日本で桜と聞くと、ほとんどの方がソメイヨシノを思い浮かべるのではないでしょうか。ソメイヨシノは日本にある桜の約8割を占めるメジャーな存在です。
そのようなソメイヨシノは今から200年ほど前、江戸時代後期に「染井村」現在の豊島区駒込で生み出されたといわれています。植木職人の手によってエドヒガンとオオシマザクラを掛け合わせ、品種改良で生まれたのがソメイヨシノです。
ソメイヨシノは挿し木や接ぎ木でしか増やすことができません。全国に生えているソメイヨシノは自生しているのではなく、実は一本のソメイヨシノのクローンです。
そのため、どのソメイヨシノも遺伝子が同じで気象条件次第では一斉に開花するという特徴もあります。
奈良時代のお花見観賞は梅だった
お花見の始まりは、奈良時代までさかのぼります。
当時は、遣唐使によって中国の文化が盛んに取り入れられていました。もともとは、中国にあった梅が日本に渡り、貴族によって梅の香りを楽しみながら歌を詠む宴が始まったことが花見の起源とわれています。
平安時代に入り、遣唐使が廃止されると次第にお花見の花は梅から桜へと移り変わり、庶民も寺社の境内などでお花見を楽しむようになりました。
これに大きく貢献したのが8代目将軍の徳川吉宗です。徳川吉宗が享保年間に飛鳥山(東京都北区)や向島(墨田区)、御殿山(品川区)に数千本ものヤマザクラを植樹しました。
このときから、桜の木の下でお弁当を広げ楽しむという現在のスタイルに近いお花見が一般的になりました。
うんちくと一緒に楽しむお花見クルージング
桜やお花見についてのうんちくを知ると、だれかに披露したくなりますよね。しかし、本格的なお花見を楽しもうとすると場所取りや準備が大変です。
そこで、お花見クルージングを利用してみてはいかがでしょうか。アニバーサリークルーズのお花見クルージングでは、人混みや面倒な準備を避けて優雅にお花見ができます。
おすすめコースは隅田川北上コース
隅田川北上コースでは、約1kmに及び両岸に立ち並ぶ桜並木を水上から眺められます。「このあたりの桜も最初は吉宗が植えたものかも」と、歴史に思いをはせて眺めることでいっそう感慨深くなるでしょう。
屋形船で江戸情緒をたっぷり感じるのも良いですし、クルーザーで現代的な楽しみ方をするのもおすすめです。
隅田川のお花見クルージングでは、桜とスカイツリーの共演も楽しめます。
自由度の高い貸切クルーズ
※中型クルーザー「オリエンタルノア」
お花見クルージングは、2名様からの少人数でのご利用や、サークルや会社の宴会など大勢でのご利用も可能です。
料理プランも充実しており、ビュッフェや寿司だけでなく、桜の季節限定の特別メニューもご用意しています。
ほかにも、船内の飾り付けやデザートの追加など、お客様のご要望に合わせてカスタマイズできます。特別な日の思い出作りもおすすめです。
いつもとは違ったお花見を開催したい方は、ぜひアニバーサリークルーズへご相談ください。
編集長 | 高橋 知里