春の訪れを感じると、桜を楽しむ季節がやってきます。
桜の種類としてソメイヨシノが有名ですが、実は東京にはソメイヨシノのルーツともいえる「オオシマザクラ」の名所があるのをご存知でしょうか。
お花見の名所は全国にありますが、ソメイヨシノ以外の桜を目にする機会はあまりないかもしれません。
そこで今回は、貴重なオオシマザクラを観察できる東京のお花見スポットを紹介します。
オオシマザクラってどんな桜?
桜といえばソメイヨシノを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実はソメイヨシノのルーツとなるのが「オオシマザクラ」です。ここでは、オオシマザクラの魅力に迫ります。
オオシマザクラの特徴
オオシマザクラは伊豆諸島が原産とされている桜の一種で、特に伊豆大島には樹齢800年以上の「大島の桜」が自生しています。
5枚の花びらを持つオオシマザクラは、直径3〜5センチほど。ソメイヨシノよりもやや大きいサイズとほかの桜よりも香りが強いところが特徴です。
オオシマザクラは咲き始めは純白ですが、満開になると中心がほんのりピンク色になります。葉と同時に花が咲くことが特徴で、花の見ごろは3月下旬から4月上旬ごろです。
また、現代では桜の代表種とされているソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの一代交配種といわれています。
オオシマザクラは栽培品種として、ほかにも多くの桜を生み出してきました。
実は身近なオオシマザクラ
オオシマザクラはあまりなじみのない桜の種類だと思われがちですが、実は私たちの身近にあるものに使われているのをご存知でしょうか?
さわやかな香りの葉っぱが巻かれているのが特徴的な桜餅。そこに使われているのがオオシマザクラの葉です。
もともとは桜餅にはヤマザクラの葉が使用されていましたが、大きくて表面の葉毛が少ないオオシマザクラの葉の方が適していることから広く使用されるようになりました。
東京のオオシマザクラの名所はどこ?
東京でオオシマザクラを楽しむなら、隅田公園がおすすめです。隅田公園は、600本以上の桜が咲き乱れるお花見の名所として知られています。
八代将軍徳川吉宗が桜の植樹を促したのが始まりとされており、今でも隅田公園桜まつりが毎年開催される盛況ぶりです。
オオシマザクラやソメイヨシノだけでなく、ベニシダレザクラやカワヅザクラも楽しむことができます。隅田川の両岸に立ち並ぶ桜や桜とスカイツリーのコラボレーションは圧巻の美しさです。
ほかにも、隅田川やお台場周辺には浜町公園や新川公園、佃公園など、桜の時期にぜひ訪れていただきたい名所がたくさんあります。
クルージングでオオシマザクラを満喫
満開のオオシマザクラを楽しむのには、クルージングという方法もおすすめです。
桜がきれいに見られる時期は限られているので、毎年東京の桜の名所は混み合うことが多くなります。
そのような人混みから解放されて、船上からゆったりと桜並木を眺める風流なお花見を楽しんでみませんか。
アニバーサリークルーズでは、隅田川をはじめお台場、目黒川、大岡川などを対象にしたお花見クルージングプランをご提案しています。
広々とした船上で食事を楽しみながら、満開のオオシマザクラを眺めるお花見クルージングは、忘れられない春の思い出となること間違いなしです。
アニバーサリークルーズでは、お花見クルーズに最適なデッキの広い船を多数取り揃えています。さえぎるものなく特等席からお花見ができ、宴会の場所取りも不要なので懇親会や送別会などの会社行事にも人気があります。
人数に合わせて選べるクルーザー
※中型クルーザー「オリエンタル」
アニバーサリークルーズでは、人数に応じて最適なサイズのクルーザーがレンタルできます。お花見クルーズでは、背の低い平型の船が対応できる運航ルートの幅が広いので、活躍します。
20~40名様規模のパーティーにおすすめなのが中型クルーザーの「オリエンタル」です。船内は着席、立食ともに対応可能なレイアウトになっており、なかでも一番の魅力は参加者全員が上れるほどの広い展望デッキを備えていることです。ドリンク片手にデッキで優雅にお花見してみませんか。
ご家族や友人とのプライベートなクルーズから、会社やサークル活動などの大人数の宴会まで、さまざまなシーンでご利用いただけます。
船上でのお花見に興味をお持ちの方は、アニバーサリークルーズにお気軽にご相談ください。
編集長 | 高橋 知里